田主丸
という風土

田主丸という土地は北を“筑紫次郎”こと筑後川、
南をそれに平行に連なる耳納みのう連山に囲まれた自然豊かな土地です。

北部の平野には米、麦、野菜に植木や苗木などの田畑が広がり、
南部には耳納山麓の斜面を活かした柿やブドウなどの果樹園が数多くあります。

耳納連山は良質な地下水の水源としてこれらを潤しており、
若竹醤油では創業当時よりこの醸造に適した
良質な地下水を仕込み水として使い続けています。

田主丸は比較的温暖で安定した気候であり、年間を通じて適度な雨量があることから麹菌などの微生物を用いた醸造には適した土地であると言えます。

このような気候風土に良質な地下水、醤油蔵に住み着いた「蔵付き菌」、そしてこれらを熟知した「人」の手によって明治以来120余年に渡って愛され続けている醤油が作られています。