蔵の歴史

若竹醤油は田主丸で創業から320年余りの歴史を持つ若竹屋酒造場(元禄12年・1699年創業)より分家し、明治32年(1899年)に「林田栄太郎商店」として創業しました。

江戸・元禄時代から続く酒造の麹菌を始めとした醸造微生物を扱うノウハウを活かした醤油・味噌作りの技術は創業から120年以上経った今も受け継がれています。

お客様のご自宅へ一軒一軒定期的に訪問して販売を行う「宅配」を今も続けており、宅配と店舗での「手売り」を通してお客様からのご要望を直接お聞きし商品開発やサービス向上などに生かしています。

近年では地元地域の小学生向けに工場見学受け入れを開始し、和食に欠かせない醤油・味噌の講義や体験などを通した学びの場を提供しています。

地元の人々との交流が
若竹醤油の今を作っています

若竹醤油では今もお客様一軒一軒のお宅へ定期的に訪問して醤油、その他調味料を販売する「御用聞き」による宅配を行っています。

いわゆる「サザエさんの三河屋さん」のスタイルで約3000世帯のお客様へ醤油・味噌を始め、みりん、料理酒、菜種油など各家庭ご入り用の商品を直接お届けしています。

その際にお客様からご要望やお困りごとをお伺いすることもあり、それらの期待に応えたいという想いから新商品の開発を行ったり、廃業を決断された他の醤油店の味を引き継いだ醤油を作ったりとお応えを続けた結果、濃口醤油10種類、淡口醤油5種類、さしみ醤油4種類、その他だし醤油や照焼醤油のような醤油加工品を含め合計30種類前後の製品を製造するに至りました。

これからも「地元に愛される醤油と味噌を地域と共に」の理念と共に醤油作りを続けて参ります。

田主丸には現在の国道210号線に沿うようなルートで日田~久留米を結ぶ「日田街道中道往還」が通っており、この街道沿いに在方町ざいかたまちとして発展したのが田主丸町であると言われています。(諸説あり)

この街道沿いに前述の若竹屋酒造場が創業し、その後分家した若竹醤油も本家に隣接した街道沿いの土地に創業しました。

当時の街道や雲雀川は今も現役で道幅などに当時の面影を残しながら弊社店舗へ至るための道路として現在も利用されています。

若竹醤油の歴史